復活コンサート!!

N.S.P( NSP ) 復活コンサート!!歌詞
1.昨日からの逃げ道

作詞:まきしい
作曲:天野滋

思い出が 思い出でしかないことは
分かりきっていた はずなのに
私の瞳に 明日は見えないことは
分かりきっていた はずなのに
いつも いつも いつも
黒いシミが こびりついた
昨日が 見えるだけ
昨日が 見えるだけ

死ぬことを 約束できないことは
誰でも 知ってるはずなのに
逃げて行く私に 未来がないことは
誰でも 知ってるはずなのに
いつも いつも いつも
醜い 傷あとをつけた
昨日が 見えるだけ
昨日が 見えるだけ

思い出が 思い出でしかないことは
分かりきっていた はずなのに
私の瞳に 明日は見えないことは
分かりきっていた はずなのに
いつも いつも いつも
黒いシミが こびりついた
昨日が 見えるだけ
昨日が 見えるだけ


2.春はもうすぐ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

夏は暑かったなって思ってるまに
たいくつな秋はもうとっくに過ぎて
いつのまにかボクの部屋にも
冬がしのび足で入ってきそう
冬は外にでるのがおっくうで
本をめくっているのです
春はまだかまだかと思いながら
本をめくっているのです
春はもうすぐ春はすぐそこ…

やっぱしボクは冬が嫌いで
のんびり部屋にとじこもっていると
女の子のことばかり考えてしまって
ひとりで赤くなっている
冬は道路が凍ってすべるので
部屋を出ずにいるのです
春はまだかまだかと思いながら
部屋を出ずにいるのです
春はもうすぐ春はすぐそこ…

冬の間に用意をしてさ
春になったらでかける用意をネ
どこという訳じゃあないけれど
いくのは決まってあのコの家の前
冬は寒くて風邪ひきそうで
部屋にとじこもっているのです
春は遅い遅いと思いながら
本をめくっているのです
春はもうすぐ春はすぐそこ…


3.白い椅子の陰

作詞:天野滋
作曲:天野滋

ガラス窓の向こうには
ラッシュアワーでバスが行く
あのバスから降りてくる
君の姿が見えてくる
緑の扉に銀のフチ 坂道の途中のこの茶店
初めていっしょに来た時に
なぜか淋しそうだった
君がすわった 白い椅子に
僕の知らない 思い出があるなんて
今 初めて知ったけど
そんな思い出を 隠していたなんて
僕の冗談に笑えない
あの時の君が嫌だった

僕の話しもうわの空
いつもおしゃべりな君らしくない
君の心に誰かさんが
いつも住んでいたのでしょう
今まで君との 出来事が
とても色あせてしまうじゃないか
今 初めて知ったけど
そんな思い出を 隠していたなんて
話すこともなくなって
けんかすることも今はない


4.夕暮れ時はさびしそう


5.やさしい町

作詞:中村貴之
作曲:中村貴之

この町は今も変わらない
やさしさが満ちて
七夕祭りの飾りの下で
いつしか昔にかえる

パチンコやって もうけて
あの角の茶店に入って
レコード聞いてコーヒーすするのが
あの頃の おきまりのコース

この部屋に集って時を忘れて
飲み明かした
友達は離ればなれになったけれど
今も元気でいるだろうか
今も元気でいるだろうか


6.さくら草(雪どけ水はつめたくて)

作詞:中村知子
作曲:中村貴之

まだねむたそうな雪が そろそろ起き出した崖っぷちに
水の流れを見つめてる さくら草
君を思い出すかのように
人の心って勝手なもの
人の心って都合のいいもの
人の心ってはかれないもの
自分の心さえ恐ろしい

雪どけ水はつめたくて
君のあつい心を冷やしたのか
水の流れの激しさが
君の激しさをのみこんだのか
積もった白い雪がとけてしまうと
たのまないのに春は叉やってくる


7.もう人生の秋

作詞:平賀和人
作曲:平賀和人

二人コーヒー 間にはさんで
学生の頃を思う
君はショート・カットのおてんば娘
とても母に見えない
懐しさに目を閉じてみる
まだ若いけど もう人生の秋

あんまり からかうなよ おやじだなんて
何だか おかしな気分
僕がおやじなら 君はなんだい
そんなやりとりばかり
熱いコーヒー さめるように
早いもんだよ もう人生の秋

君の僕への思いが子供へ
これも月日の流れか
こうして二人で笑っていられるのも
やっぱり子供のせいかな
子供よ早く大きくなれ
そんな事ばかり もう人生の秋


8.おもいで

作詞:天野滋
作曲:天野滋

こっくりとうなずく僕は
しゃべることを忘れてしまう
スカートのすそつまんで
座るきみ うつむいたまま
まわる おもいでまわる
まわる 静かにまわる
ぐるぐるとぐるぐると
まわる おもいでまわる

遠回りしてきた僕さ
きみと会えて ほんとによかった
別れても 友だちでいよう
月並な 言葉ですが
まわれ おもいでまわれ
まわれ 静かにまわれ
ぐるぐるとぐるぐると
まわれ おもいでまわれ


9.君と歩いてみたくて

作詞:天野滋
作曲:中村貴之

ひさしぶりだネ こんないいお天気は
ずっと前から待っていた こんな日を
君と歩こうよ 歩調をあわせてさ
お日様に しかられるから 出てこない
ザラザラ砂まじりの風さんにあいさつを
ねぇ そんな日でしょう今日は

ふしぎなもんだネ こうやっているのは
ずっと前から待っていたはずなのに
君と歩こうと 楽しみにしてたんだよ
10人もまごのいるような おばあさんに
通りすがりのおばあさんにあいさつを
ねぇ そんな日でしょう今日は

10人もまごのいるような おばあさんに
通りすがりのおばあさんにあいさつを
ねぇ そんな日でしょう今日は
今日は…


10.かげふみ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

冬のかげは昼間でも
大きいからすぐつかまるよ
きみのかげをふんだなら
ぼくからもうにげられない
かげふみ かげふみ
日かげなんかににげるなんてずるいな
かげふみ かげふみ
つかまえたらキスしてもいいだろう
かけ足のおそいきみ ほらつかまえた

お日様がかくれたら
きみとボクはちょいとひとやすみ
ながれるあせをふくのには
きみのハンカチかりようか
かげふみ かげふみ
二人だけのないしょないしょのあそび
かげふみ かげふみ
寒空の下 風といっしょにおいかけっこ
にげおくれたスカートのかげをふんだのさ

かげふみ かげふみ
二人だけのないしょないしょのあそび
かげふみ かげふみ
つかまえたらキスしてもいいだろう
かけ足のおそいきみ ほらつかまえた


11.赤い糸の伝説

作詞:天野滋
作曲:天野滋

人は生まれながら 赤い糸で結ばれている
そしていつかは その糸をたどって めぐり会う
しかし その糸は 細くて 弱い

あなたと僕の 小指の糸が
ほどけない様に 結びましょ
明日の朝は 汽車に乗るあなた
別れに涙は つきものと
いやなんだ いやなんだ
やさしいあなたを ひたすら待ち
年をとる悲しい僕に なりそうな気がして
誰にも見えない 赤い糸が
二人をつなぐという

キャラメルほおばり ほほふくらませ
あなたと並んで 歩きましょ
あなたの口びる ひとさし指で
そっとふれても いいですか
だめなんだ だめなんだ
じょうだんも言えずに くだをまく
あなたが女じゃなかったら なぐってやるのに
遠く離れてしまえば 愛も
消えてしまうという

こわいんだ こわいんだ
あなたの写真を みながら
あなたが思い出になってゆく そんな気がして
つながっているだろうか


12.砂浜

作詞:天野滋
作曲:天野滋

砂浜に 腹ばいになって
今年の夏を 思い出そう
さらさらと 手のひら抜けて
零れてく 時の早さ
冬が来るって あなたが云う
砂の冷たさを 感じたのかな

砂浜に 二人立てば
繰り返す 波変わらずに
今までの 日々を棄てて
帰らない 時の重さ
人は恋しい あなたが云う
僕がいることを 知りながら

砂浜も 今日が最後
明日から 離れて暮らす
お互いの 幸せ祈り
まちがいも おもいでとして
海が恐いとあなたが云う
波の重吹きが襲ってくるという


13.見上げれば雲か

作詞:天野滋
作曲:天野滋

愛することは 他に多くの
犠牲や偽りが 必要なんだ
月日の川に 愛は削られ
二人に 残された 痩せた涙さ
それぞれ人は 淋しくなると
手頃な恋に その身を任せ
愛することと 憎みあうことが
隣り合わせと 気付いてしまう
空を見上げて
見上げれば雲か
見上げれば星か
見上げれば風か
見上げれば空か

恋の終わりに 一つの指輪
二人の記念は たったそれだけ
これからずっと 指輪を貯めて
破れた恋の数だけするワといった
君は女さ やさしいだけじゃない
悲しくなると 涙を武器に
ためらいだけの あの頃の僕を
意気地がないと あきらめていた

それぞれ人は その足元に
自分の影を 引きずり続け
立ち止まる時 思い出すのは
愛しい人の 笑顔じゃないか
空を 見上げて
見上げれば 雲か
見上げれば 星か
見上げれば 風か
見上げれば 空か


14.シャツのほころび涙のかけら

作詞:天野滋
作曲:天野滋

ほおづえついたテーブルに
涙のかけらが残っているんじゃないか
おもわず息を吸ってみる
きみの匂いが残っているようで
嫌われたからぐちを云っているんじゃない
きみの涙が見たかっただけ
考えては一息にまたいっぱい
頭をかかえてまたいっぱいの酒

風が入ってくるのに窓を開けたまま
夜の空をねころんで見上げ
鼻の頭が凍りつきそう
両手でつつんで息を吹く
嫌われたからぐちを云っているんじゃない
きみの涙が見たかっただけ
へりくつ並べてきみをおこらせて
ほら そのふくれっつら見たかっただけ

シャツのほころび縫うのには
時間がかかりすぎて
何をやってもぐずなんだと
云ったあとで後悔する
嫌われたからぐちを云っているんじゃない
きみの涙が見たかっただけ
考えては一息にまたいっぱい
頭をかかえてまたいっぱいの酒


15.青い涙の味がする

作詞:天野滋
作曲:天野滋

すすきが揺れる 遠いふるさとの町に
忘れ物を捜しに来たんだ
ホームに足を 降ろしただけでこうばしい
青い涙の味がする
仲間を呼んで騒いだ
酒など飲んで歌った
そしていまはみんなちりぢり
青春なんて言葉を
手のひらで握り潰してた
あの頃の僕たちさ

黙っていても 少しずつ年をとってく
体の中は思い出だらけ
久し振りに ふと合わせたアイツの顔が
可笑しいくらい老けていた
握手をしてもダメさ
頭を下げても無駄さ
心の距離を感じてしまう
青春なんて文字が
心の隅をつつく
傷口をまたつつく

慰めあった人も
別れを惜しんだ人も
今となってはみんなちりぢり
青春なんて言葉の
意味さえわからずに
あの頃は生きていた

青春なんて言葉を
手のひらで握り潰してた
あの頃の僕たちさ


16.遠野物語

作詞:天野滋
作曲:天野滋

朝霧に包まれ 静かに眠る山々は
雪溶けを待ちわびて息をひそめる
美しい白馬が空を走り抜けるように
喜びも苦しみも通り過ぎゆく

私のすべてを
すべてを見て欲しい

忘れないで 幾度生まれ変わろうと
離さないで 強く抱きしめて
忘れないで 命かけた愛の日を
離さないで 永遠の約束を
忘れないで きっと

愛せば愛すだけ 誇りも自信もなくなる
不安が体じゅうをふるえさせるの

私のすべてを
すべてを見て欲しい

忘れないで 髪を切ったあの夜を
離さないで この手ちぎれても
忘れないで 炎燃やす激しさを
離さないで 永遠のやすらぎを
忘れないで きっと

忘れないで 幾度生まれ変わろうと
離さないで 強く抱きしめて
忘れないで 命かけた愛の日を
離さないで 永遠の約束を
忘れないで きっと


17.はじまりは朝

作詞:天野滋
作曲:天野滋

歯ブラシは白く乾いて
あの人が訪ねて来ない

子供を叱りつけるママになったような
不思議な気持ちであの人を愛したけど
すべて分かっていると自惚れていただけで
何も知らなかったあの人の心の中

コップを回して
カラカラ音をたてる朝

長すぎた愛の年月
過ぎ去ればほんの瞬(まばたき)

手紙を出してみたりまちぶせしてみたり
いわなくていい事口をついて出てゆく
どうにもならないって辛い悔しい悲しい
拾った分だけ失うものがあるのね

今は静かな
幸せ願う私なの

あの人いつまでも不良少年みたいに
きっとどこかで女の子困らせてる
ようやく私にも新しい人ができ
あの人の歯ブラシ屑篭へ捨てられそう

鍵をかけたら
靴音響かせ出掛けるわ


18.僕たちの失敗

作詞:天野滋
作曲:天野滋

今さら君に謝れと 云っても遅いと分かっているし
君が犯した失敗は 取り返せないし
お酒をたくさん飲んだから
成り行きだったと言い訳するの
どこか心にポッカリと 隙間があったのさ
一晩中泣いてめそめそしても
今度ばかりはたぶん許せない
涙枯れてしまうまで 泣けばいいさ

他の男の話など 君の口から聞くなんて
それは一夜の夢のよう 悪い夢のよう
きっと良い子でこれからも
生きて行けるさ君のことなら
僕のもとへはもう二度と 帰らないはずさ
泣いた数だけ大人になってゆくの
僕の掌君が飛び立つ
忘れられない思い出をいくつか置いて

泣いた数だけ大人になってゆくの
僕の掌君が飛び立つ
涙枯れてしまうのは 僕のほうさ


19.五月雨

作詞:天野滋
作曲:天野滋

二つも年をごまかして 僕に抱かれ
行きずりの恋なんて言った君さ
どうしてそんなに意地を張るの その理由は
聞かないでいたほうが良かったよ
素敵な恋を失くしたの
そんなことをこの僕に
幼い頃の想い出を 笑顔で話す君でいてね
失くした恋は忘れてさ
人の幸せ恨むより
やさしいだけの君がいい
終った恋は忘れてさ いいね

こんな夜に雨だなんて 憂うつだなあ
せっかく君が 尋ねて来ても
どうして自分を苛めるの
悲しいことは誰だって
一つや二つあることさ
人は黄昏年老いて 遠い想いに背を向けて
歩き疲れ泣き尽くす
誰の心を憎むより
悲しさ辛さ嘆くより
僕の愛を受け止めて いいね

失くした恋はこの五月雨に 洗い流してしまえばいい
過ぎた後はなつかしいだけ
今は僕のこの胸に 抱かれ眠れぐっすりと
何もかも忘れてさ いいね


20.夕陽を浴びて

作詞:天野滋
作曲:天野滋

ギター弾いていると
君の後に沈んでく 夕陽が見えた
窓にそっと掛けて
君は今日のできごとを あれこれ思う
ほんの少しの沈黙が
よけいに愛を強くさせ
少し無理でも したくなる
君のために
ギター弾いていると
君が半分暗くなる 夕陽を浴びて

君を育てた風景が
優しく僕をも 包みこむ
ここで死ぬまで 暮らそうか
君と共に
ギター弾いていると
君が半分暗くなる 夕陽を浴びて
ギター弾いていると


21.あなたこっちを振り向いて

作詞:天野滋
作曲:天野滋

僕が忘れた 車のKeyを
そっと隠して ポケットに
いじわるするんじゃ こまってしまう
機嫌を直して くださいね
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて

ブラックコーヒー 向こうの席は
恋人同士が 語り合う
さめたコーヒー 苦いはずです
きまずい思いじゃ 苦いはずです
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて

くもり空です くもり顔です
手もふりきったら 御機嫌ななめ
僕の後ろを トボトボついて
もうすぐ涙 くもりのち雨
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて


22.八月の空へ翔べ

作詞:天野滋
作曲:平賀和人

草原の白い柵に
少女の君が寄り掛かってた
新鮮な風を集めて
深く吸い込む思い出遠く
八月の空はどこまでも
続いた青い空
自然を愛する気持ちさえ
忘れていたようだ
僕は今 あの時の
君に口づけた 一人の少年

膨らんだ夢はいつか
少女の君を大人に変えた
どうしても行くと言うなら
せめてたまには電話をよこせ
八月の空はいつまでも
二人の別れ道
都会が冷たくいじめたら
帰って来るがいい
僕は今 あの時の
君の泣き顔 思い出してる


23.歌は世につれ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

街頭では学生たちが
マイクをもって声を上げる
決まりきったように政治の季節
どこかの店先に流行りのメロディ

歌は世につれ僕はおもう
燃えつきそうな若さにしがみつこうと
いつでも いつでも

情熱を注ぐのは何でもいいし
どれもこれもが1つの青春で
僕もこうしてギターを持って
LOVE SONGを口ずさむ

歌は世につれ人は誰でも
過ぎていった昨日にすがりついてる
いつでも いつでも

死にたい時も何度かあった
自分が嫌になることだって
泣き顔だらけの僕のとなりに
君が笑ってすわっていて欲しい

歌は世につれ僕はおもう
足並をそろえすぎて流れてしまう
いつでも いつでも


24.さようなら

作詞:天野滋
作曲:天野滋

やけに真白な雪がふわふわ
真っ裸の木をこごえさせ
蝉の子どもは土の下
あったかいんだね ぐっすり眠る
昨日までそうだったように
明日もこのままでいたかった
楽しかったわだなんて
それが最後の言葉かい
ひとの言葉は悪いいたずら
愛は心にかいた落書きさ
いつまでも心にへばりついて
ぼくの心を悲しくさせる
さようなら さようなら……
去年の冬はふたり仲よく
こたつでまるまっていたんじゃないか
君はみかんをむいてくれたし
ありがとうってぼくは笑ったはずさ
ほくには君が大切なのに
君だっておんなじはずさ
あれは嘘っぱちだったんだね
もういいよさようなら さようなら
さようなら……


25.めぐり逢いはすべてを越えて

作詞:天野滋
作曲:天野滋

目と目が合って 感じ合って
たったそれだけのことさ
初めての出会いでも 愛し合えるさ
目と目が合って 感じ合って
たったそれだけのことさ
僕たちは 知ってるよ それはゆきずりじゃない

世界じゅうで めぐり逢いは
すべてを越え めぐり逢いは
僕たちみんなに 喜びをくれる

素直になって いい子になって
たったそれだけのことで
僕たちは涙する 理屈なしに
裸体になって 愛し合って
たったそれだけのことで
心まで見せ合える それは不思議じゃない

世界じゅうで めぐり逢いは
すべてを越え めぐり逢いは
僕たちみんなに 青春をくれた

世界じゅうで めぐり逢いは
すべてを越え めぐり逢いは
僕たちみんなに 喜びをくれる


26.あせ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

全く人気のない道に しらけた太陽が照って
ほこりっぽい石ころだらけ 風もない雨もない
何かいいこと捜して ひたいにしわよせて歩いて
こんな道 一本道を気のむくままに フラフラと
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗を流し
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗をぬぐう
せっかく生きているのに 何にも出来ないなんて
石ころをけとばして 空にぶつけてみようか
みっともないこんな姿を 誰にもみせたくないから
道に沿って 遠くどこかへ 行ってしまいたいのさ

この世で一番大事なものは 一体何だろう
金でもない勉強でもない まして女じゃないさ
もちろんそれだって 少しは大切だけど
もっと大事なことが 絶対あるはずさ
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗を流し
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗をぬぐう

そりゃ誰だって つらいことはたくさんあるけれど
この世に生まれた以上は 生きてゆかなくちゃ
生意気だけど 精一杯生きてゆくのさ
そうすれば きっと何かがあるはずさ
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗を流し
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗をぬぐう


27.雨は似合わない

作詞:天野滋
作曲:天野滋

頭の中をぐるぐると いろんなことがかけまわる
小さい時しかられたこと 仲間はずれにされたこと
そんなことまで思い出し フフンとにやけてみせる
鏡の中の自分にネ 涙がこぼれているのに
冬だから 雨は似合わない
冬だから 君を思い出す

一つのマフラー二人でしてネ 君のポケットで僕の手を
暖めてくれた君に お礼のひとことを今
水たまりをはねかえし 白いソックスは泥だらけ
君がころべばいいなとネ 僕は冗談に言ったっけ
冬だから 雨は似合わない
冬だから 白と黒の街

たとえばタバコを吸ってみる 一人で映画を見たくなる
君は淋しくないのかい 僕は死んでしまいそう
おでことおでこくっつけて また話がしたい
それからそっとキスをする それから長いキスをする
冬だから 雨は似合わない
冬だから さよなら思い出す
冬だから 寒いのはしょうがない
冬だから 君を思い出す
冬だから 雨は似合わない
冬だから 君はもういない